看護師の年収についての基礎知識
看護師は他の職業と比べて、不景気の時期がほとんどありません。地域によっては若干の不景気はあるかも知れませんが、全国的にはまさに不景気知らずです。
その理由は、医療という分野が日本において必要不可欠なものであること、そして高齢化社会の到来によって医療が益々必要とされていることなどが上げられます。
また、看護師は女性というイメージがまだ色濃く残っていますが、男性看護師も少しずつ増えつつあります。介護分野や精神科病棟などは腕力のある男性の活躍が期待されており、今後も男性看護師の割合は少しずつ増え続けていくことでしょう。
そして気になる看護師の年収についてですが、これは大学病院や市立病院、民間病院、個人病院、社会福祉法人、診療所などの職場によって異なるものです。
その平均値を見てみると、看護師１年目で年収350万円〜400万年ぐらいになっています。この数字は一般的なサラリーマンの初任給と比べると、若干高めか同じぐらいだと言えるでしょう。また、同年代の女性と比べれば、比較的高い年収だと言えます。
さらに病棟勤務の場合、看護師の仕事が慣れてきたころから夜勤に入ることになります。夜勤では夜勤手当が付くので、更なる給料アップも見込めます。
そして看護師の年収で気をつけておきたいのが「昇給」です。公立の病院であれば勤務年数による昇給がしっかりと定められているので、長く勤めれば勤めるほど年収がどんどん上がっていきます。
しかし、個人経営の病院の場合はこのような昇給のルールがきちんと定められていなかったり、安定していない場合があります。
同じ看護師歴10年でも、勤める病院の種類によっては年収の差が大きく開く可能性もあるのですね。
そしてもう１つ心得ておきたいのが、看護師の役職による昇給です。看護師には主任や看護師長、看護部長などの役職があります。これらの役職に就くことでも、昇給が着たいできます。
病院による違いもありますが、看護部長の手当ては月額5〜10万円ぐらい付くケースもあるようです。年収に換算すると60〜120万の違いなので、これも大きいですね。
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