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療養型病棟と急性期病棟の違い
入院が必要な患者さんの病状は様々であり、効率的な治療や看護を提供するためには、病棟もいくつかの種類が必要になってきます。
事実、日本の病棟にはいくつかの種類があり、看護師やその他医療スタッフの配置人数も異なっていますね。
その中で、最も対照的な役割を果たす病棟が、療養型と急性期型です。急性期とは早急な治療やケアが必要な患者さんが入院するところに対して、療養型は長期的な看護ケアが必要な患者さんや、急性期を終えた患者さんが入院しています。
高齢化社会を迎えた日本においては、どちらかと言えば「療養型」の病棟が増えつつあるようです。
療養型病棟の特徴
療養型病棟の特徴の1つとして、常備している備品が少ないこと、検査や採血を行う機会が少ないことが上げられます。
急性期であれば採血や各種検査をした上で投薬や点滴を行っていきますが、療養型では必要最低限の検査や採血しか行いません。
急性期病棟で見られるような医療機器や備品についても、療養型病棟は数が少なめです。
このため、急性期病棟から療養型病棟に転職した看護師は、その業務内容に対して物足りなく感じてしまうケースが多いようですね。
療養型病院というのはたとえ高額の治療を行ったとしても、受け取れる診療報酬は一律で決められています。したがって急性期病院のように、各種検査をどんどん行ってしまえば、病院側は大きな赤字になってしまいます。
病院を円滑に運営するという意味でも、設備や検査が少なめになっているのですね。
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