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便秘薬の内容と仕組みについて

便秘とは48時以上、つまり2日以上にわたって、大便が出ない症状をいいます。便秘は万病の元とも言われており、良い便が出ることが健康の目安にもなります。

大便は腸が栄養や水分を吸収した後の食べ物の残りかすなので、できるだけ早く、体外に排出したほうがよいとされています。長い時間、便が腸に停滞していると水分が吸収されすぎて便が硬くなり、排便しにくくなります。また便についた雑菌により有害なガスが発生し、それを腸が吸収して全身にまわり、肌荒れや頭痛、肩こりなどを引き起こしたりします。

また、便が溜まってくると腸がふくれて他の臓器を圧迫するので、食欲がなくなります。

便秘の原因は2つあり、1つは腸閉塞やガンなどの大腸の器質的な病気で、大腸の内部が狭くなって便が通りにくくなったものです。もう1つは、大腸の蠕動運動に異常が起こり、便が出にくくなる習慣性便秘と言われるものです。便に血が混ざる、腹痛がある、便の出が悪いときは、医師の診察を受けます。

習慣性の便秘で、腹痛、嘔吐などの症状があるときは、速効性の便秘薬が有効であり、早く排便したい場合はビサコジル配合の坐薬が適しています。ビサコジルは大腸粘膜に直接作用し、排便を促進させる効果があります。作用は緩やかなもので、使用後15分〜1時間で効果が現れます。

また習慣性の便秘でも、強い作用を避けたい妊婦さんや老人に有効なのが生薬配合の便秘薬です。センナ、ダイオウなどの生薬を配合したものは、大腸粘膜やアウエルバッハと呼ばれる神経細胞の小集団に作用し、大腸の蠕動運動を活発化させると共に、水分の吸収を減らし便通をよくする作用があります。センノシドはセンナから抽出した成分で、作用はセンナと同様です。

便秘を事前に防ぐためには、食物繊維が豊富なものを食べること、適度な運動をすること、朝食後の排便を習慣づけることが大切です。

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